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利用者の幸せ

施設で生活している高齢者の幸せは何だろう?

 もしかしたら、宮殿のようなエントランスに高級な骨董品のある住まいや高級フレンチを想像する人もいるかもしれません。でもそれは多くの人にとって非日常です。
 かっこうの森では、高級感を演出するよりも日常を追求することが幸せなことだと考えています。外出や買物、時には一泊旅行が当たり前に出来る、おいしいご飯や煮付けが食べられる、冷たいビールが飲めるなどのごく普通のことです。

『当たり前のことが当たり前にできる』 〜気づきシート〜

 世間一般の常識と介護施設での常識にはなぜか隔たりがあります。かっこうの森では、世間一般の常識を基準に利用者に接してほしいと考えています。でも、なぜかこれが難しい・・・。原因は「集団生活、管理・・・」などさまざまなことが挙げられます。

 また、様々な専門的知識・技術の習得だけに取り組んでいても、挨拶が出来ない、忙しそうに動き回っている、利用者さんのちょっとした変化に気付かない・・・そんな介護士ばかりでは利用者さんやご家族にとっても意味がありません。

 かっこうの森では、『当たり前のことが当たり前にできる』ことを援助の中心として指導しています。具体的には、応対のマニュアルが部署ごとにあります。これは、ひとことで言えば気づきを共有し訓練するものです。
 ある職員は「利用者さんの身だしなみをきちんと整える」ことに気づいているが「床が汚れている」ことには気づかない、またはその反対のこともあります。職員皆が、自分だけが気づいて実践していることをブレインストーミングしKJ法でまとめ、かっこうの森ではこれを『気づきシート』と呼び、人事考課にも反映させています

 その根底にあるのは「老人ではあっても、ひとりの大人」として対応することです。